オタワには博物館が多くあったが、時間の関係で、今回はカナダ独自の博物館を回ることにした。
まず、カナダの総督(Governor General)の住居、Rideau Hall(総督公邸)。
カナダ総督は本来はイギリス国王だが、カナダ国内に5年任期の名代がおられる。事実上の国家元首だが、カナダ自体、議院内閣制の立憲君主国なので、役割は限定的。
建物に着いた時、たまたまツアー開始時間のタイミングとぴったり合ったので、そのまま参加。
玄関ホールの歴代総督の絵画前で、総督や建物に関する説明があった。
カナダ総督は、形式的にはイギリス国王が任命、事実上、カナダ首相の指名で決まるが、過去に中国系女性総督やハイチ系カナダ人の黒人総督もおられ、移民国家カナダらしく、性別、人種など多様性に配慮した人選といった感じがした。
ここも例にもれず、豪華な調度品や絵画の数々。但し、これらの価格について質問が出た時、ガイドさんからは値段のつけようがないとの回答だった。まあそうでしょうね。
公邸敷地は実に広く、ちょうど紅葉した樹木の回廊がすばらしかった。
また、カナダ戦争博物館にも立ち寄った。
英仏の植民地抗争から現代に至るまでカナダが国家として関与した戦争を展示した博物館。
日本との関係を見てたら、第二次大戦開始直後、当時イギリスの植民地だった香港を占領する際、イギリス連邦軍に参加するカナダとも交戦。その時の日本軍兵士に関する記述があった。
また、日本の敗戦が近い1944年 爆弾の詰まったバルーン(Ballon Bombs)が北米エリアに向けられ、大半はアメリカだったがカナダにも80ほど飛来し、数人亡くなったとのパネルも発見した。
もう少し時間をかけて見たかったが、時間の都合で館を後にした。
Rideau Hall
戦争博物館
日本関係の展示品
海外で日本がどう展示されているか見る価値あり。
ヒトラーのパレードカーも展示。助手席のガラスは銃弾でひび割れている。
オタワ市内も紅葉まっさかり
ByWard Marketの一角で発見した屋台菓子「Beaver Tails」
結構行列できてました。
Maple味を注文。5ドル 甘すぎ。