2011年10月23日日曜日

カナダ紀行(1) Toronto(1)

カナダ オンタリオ州のトロントに来ています。シアトルを朝早く出て、トロントまでは途中デトロイト経由、時差3時間も加わりほぼ一日かかった。

カナダ東部、オンタリオ州とケベック州には紅葉の時期に来てみたかった。ちょっと遅かったかな。


オンタリオ湖の北西に位置するトロント、人口250万でカナダ最大の経済都市。ナイアガラの滝の玄関口であり、長い間世界一のタワーだったCNタワー(553m)がある。


僕が旅先でまず行ってみるところと言えば、
①タワーや展望台などまちの全体を見渡せるものがあれば、まちを把握するために、真っ先に行く。
②城、宮殿などまちの昔の中心だった建物、財を築いた人の邸宅があれば、歴史的な背景やその後の様子を知りたくて行くことにしている。


トロントにはこの二つともあったので、さっそく寄ってみた。


CNタワーには、地上346mと、Sky Podと呼ばれる地上447mの2つの展望台があり、それぞれ24ドルと30ドル。少し迷ったが、せっかくの機会だし、結果的にSky Podまで行ってよかった。

このSky Podは中国上海のテレビ塔ができるまで世界一高い展望台だった。上海のテレビ塔も展望台が2箇所あり、何回か行ったけど、大気汚染の関係で晴れてても展望台からの風景はガスっていた記憶が。

この日天気にも恵まれ、CNタワーの南はオンタリオ湖が果てしなく、また、北側の一角は高層ビル群があり、遥か先は森や平原が広がっていた。



次に行ったのが、まちの北側の小高い丘に建つCasa Loma.この宮殿はナイアガラの滝の水力発電やカナダ鉄道の不動産投資で財を築いたHenry Pellattが1911年から3年かけて築いた邸宅。

3階建で部屋だけで100近くあり、地下の売店横でオーディオガイドを借りて回ってみた。豪華な造りや調度品に目が行く。こういう邸宅は必ずまちを見下ろす小高い丘にあるが、ここから見るトロントダウンタウンの眺めもいい。

1913年にこの邸宅に引っ越してきたHenryだが、第一次世界大戦後の不景気で事業が破産し、豪華な調度品などもオークションに出す憂き目に。その後、建物はトロント市の所有になり長らく放置されたが、Kiwanis Clubが引き取って観光施設として再生させた。

こういう豪華な建物の舞台裏にはつきものの浮き沈みのストーリー。気がつくと2時間近く費やしてしまった。。


高さ553.33m.
このブログ初、縦の写真を入れてみました。


上が地上346mからの写真、下が地上447mのSky Pod展望台から撮影
100m違うと見え方も違う。
また、346mの方は東方面はレストランに入らないと見えないが、
447mは360度見れる。


CN鉄道の駅前に広がる高層ビル群


Glass Floorでは下が丸見え。
ここに寝っ転がって記念撮影するのが定番。

CN鉄道のユニオン駅から見たCNタワーと
落ち着いた雰囲気のユニオン駅の中

豪華な城をイメージさせるCasa Loma
Henry Mill Pellatの邸宅

Casa Lomaから見たダウンタウンとCNタワー