エルパソからは、リオ グランデにかかる橋を渡ってメキシコ入りした。ファレスは人口100万を超え、エルパソよりはるかに活気があるが、ドラッグ関係の抗争も多く、年間約1,500件以上の殺人事件が発生している。まちに入るとライフルを持った武装警官が警戒にあたっており、幾分緊張した。
さっそく20ドル両替し、まちの中心部にあるGuadalupe Mission(伝道所)に行ってみた。中には、祈りをささげる人が大勢おり、壁の大きなステンドガラスに目がいった。
ミッションの周りは、露天やレストランが多く並んでおり、途中、タコスを食べた。昨年行ったSan Diegoの対岸のTijuanaもそうだったが、薬局と歯科医院が多くあり、国内の値段が高いアメリカ側からの需要の高さが想像できた。
さしてほしいものもなく、2時間程でまた国境にかかる橋に戻って来た。アメリカ側に行く大勢のメキシコ人の列に巻き込まれ、イミグレを通過するのに約1時間かかった。
この国境の川、リオ グランデは、洪水で過去に幾度か流れを変えており、それが原因で国境紛争が起きていた。1963年に双方が合意して条約を締結し、領土問題が平和裏に解決されたのを記念して、その条約で新たにアメリカ領となった地点に建てられたチャミザル国立記念碑(Chamizal Nat'l Monument)に行った。
約22haの広大な公園からは、アメリカ入国待ちの車で渋滞する国境の橋や川の両岸の高い壁がよく見えた。
国境の川を渡る橋
橋の中央部付近の国境のサイン
国境の川 リオ グランデ
現在は両岸コンクリートで固められている。
現在は両岸コンクリートで固められている。
橋からメキシコ側を見る
メキシコ側のゲート
メキシコ側では、アメリカ側の需要が
高いのか薬局と歯科が目立つ
ダウンタウンの露天
屋台でタコスを注文。13.5ペソ、約1ドル。
量が多くて食べきれず
露店で ショートケーキが売っている。
通りを占領するメリーゴーランド