10日(金)夜、友人が主催する吉田ソース会長のチャリティ講演会と食事会に行った。
吉田会長自身、東日本大震災直後に10万ドルをポンと寄付。
これまでの人生を振り返り、渡米後の苦労、会社を起こしてから4度の破産危機を乗り切り、2005年Newsweek日本版の「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれたり、2010年、日米の親交への貢献が認められ日本の外務大臣賞を受賞されたり、まさに波乱万丈のサクセスストーリー、「アメリカンドリームの体現者」といわれる所以だ。
約2時間の講演会も原稿なし、あふれんばかりのエピソードが次から次へと。
一貫しているのが、「追いつめられ選択の余地がない中で事業を進めており、そういう状況だと力が余計に出る。素人だから思い切ったことができる。」「迷いが生じた時点ですでに逃げている。」「常に周りに怒りをぶつけ、妥協しない。」「進めば必ず道が開ける。誰か手を差し伸べてくれる。」ということ。
人それぞれで思い当ることはあるはず。日頃の生き方、考え方を見つめるいい機会だった。
二次会の30人限定での食事会は近くの中華料理店に場所を移して行われた。会長自身テーブルを回り一人一人と歓談されたり、参加者同士のネットワーキングが行われた。
11日(土)は曇り後晴れ。
キャピトルヒルの映画館に、昨年日本で公開された村上春樹の「ノルウェーの森」を見に行った。
先月19日から今月12日(日)まで、恒例の「シアトル国際映画祭」(SIFF : Seattle International Film Festival)が開催された。今年で37年目、過去最高の74か国、441本の映画が、シアトルエリアの映画館で連日開催された。日本映画もこの「ノルウェーの森」を含め、今年は3本上映された。
約20年前に赤と緑のハードカバーの原作を読んだが、あらすじもすでにうろ覚え状態。昨年、日本で公開された際、ロケ地として使われた兵庫県中部の高原や北部の海岸に観光客が訪れているとの記事を思い出した。
ベトナム出身の監督の作品、例えば高原で二人が歩く散歩のシーンの映像の撮り方などに、日本人監督とは違う特徴を感じたが、限られた上映時間の中で、必ずしもストーリーが網羅されていない感じがした。終了後、ピザをかじりながら映画談義に盛り上がった。
12日(日)、朝から天気がいい。この日、シアトルから30マイル東のNorth BendにあるMt.Siにハイキングに行った。高さ4,000ft(1,200m)の山を2時間弱で登る。最後、勾配のきつい岩山をよじ登った。晴れてはいるが、上空少し雲が出て、シアトルのまちはうっすら見える程度。眼下にはNorth Bendや山々がはっきり見えた。
シアトル近辺にはたくさんのハイキングコースがあり、今年の夏、できるだけ登りたいと思う。
シアトルに戻り、夜はアパート近くのライブハウス「クロコダイル」で開かれた東日本大震災関連のチャリティコンサート「Red Sun Rising」に立ち寄った。和太鼓の演奏に始まり、何組かの演奏の後、友人のベリーダンスも見れた。
13日(月)、友人の招待で今年2度目の野球観戦に行く。対戦相手は、ロサンゼルス・エンジェルス。5月、過去10年で月間打率が最低だったイチローが2本ヒットを打ち、盗塁も決め、途中まではリードしていたが、エンジェルスの4番バッターの決勝ホームランで終わってみれば3-6で完敗。
10日(金)中華料理店での食事会の冒頭、あいさつをする吉田会長
11日(土)、会場のキャピトルヒルのEgyptian Theaterは満員。
当日チケットも売り切れで入れなかった人も。
North BendのまちからMt.Siを臨む。真ん中の岩場を上まで登る。
頂上付近の岩場を臨む。
山頂から眼下を見る。
こういう急こう配の岩場を登り降りする。
「Red Sun Rising」チャリティコンサート@クロコダイル
ベリーダンス、妖艶で最高!!
この日、レフト側の2階席から観戦
打率.286.まだまだ本調子ではないイチロー。