世界最大の慈善団体として、発展途上国での貧困対策、マラリア・ポリオ等感染症対策、また地元アメリカ向けには教育環境やITアクセス向上に取り組んでいる。
入口には、財団の取り組みに対する各人の意見パネルがあり、奥に進むと財団の取り組みが、パネルや映像とともに展示されていた。
マイクロソフトの創業者とその家族が取り組むこれらすばらしい慈善事業、その方法論で反対意見もあるが、そういった意見に対する財団の考え方もきちんとパネル展示されていた。
例えば、気候変動対策の関連では、代替エネルギーそのものに資金提供するのではなく、気候変動に伴い発生する飢饉や干ばつに焦点を絞って援助すること、また、人体への影響や危険性が指摘される遺伝子組み換え作物も、貧困対策として取り組むことが記されていた。
日本との関係では、昨年パキスタンでのポリオ撲滅対策を日本政府と連携して行う旨が報道されたが、その他、発展途上国での貧困対策や感染症対策に取り組む日本の研究機関に対する資金提供などの展示があった。
ビルゲイツ財団の建物。
ビジターセンター入口
財団の取り組みに対する各界の声。ビルゲイツのものも。