2012年2月25日土曜日

Gauguin&Polynesia (ゴーギャン展)

シアトル美術館で開催中のゴーギャン展に行った。60点近い絵画や彫刻などが世界各地の美術館から集められての特別展、今回シアトルとデンマークのみでの開催とあって期待した。

19世紀後半のフランスから理想郷をめざして南太平洋(ボリネシア)の仏領タヒチにむかったゴーギャン。でもその地はすでに西洋文明に毒され、彼の理想郷ではなく、また貧困や病気で数年でフランスに帰国。

フランスでアトリエを構えるが絵が売れず、すでに居場所もなく、再度タヒチに戻るが、結局、貧困と病気で彼にとっての理想郷ではなかったようだ。最期は辺鄙な島で生涯を終えるが、絵画自体は死後評価される。


タヒチの絵画はどれも黄色の色彩が特徴、同時期のゴッポの「ひまわり」と同様、特徴ある黄色の色彩は一度見ると忘れられない。

ボリネシアの彫刻や絵画も特徴的で、ゴーキャンの到着した19世紀には、ネイティブの人口も1割に減り、固有文化も廃れてしまっていたとのことだが、それぞれの作品と交互に見ることができた。

 館内は撮影禁止。入口の赤い大きな看板を撮ってみた。


ちょうど見終えた頃には、長蛇の列が。早めに行ってよかった。