2011年3月27日日曜日

Charity Event,Earth Hour

東北関東大震災から2週間が経過、先週、シアトルでは、この震災関係のチャリティーイベントがいくつか開かれた。

24日(木)、知り合いの女性写真家や建築家の方々が、Wallingfordにあるノースウエスト最大のワインショップ「Wine World」の一室を借り切り、チャリティーイベントを企画。その名も「Seattleites Help Japan」。

当日、少し遅れて到着。広々とした売り場からは、ガラス越しに会場がよく見える。すでに大勢の参加者が中にいる。入口で募金をして会場に。さっそくカメラマンがこちらに。「がんばれ日本」の紙を持つよう言われ、写真撮影。

会場中央のテーブルには20を超えるオークション用の用紙が置かれており、すでに金額が書きこまれている。しかし他の人もその後に記入していき、金額はどんどんあがっていく。。。
ワイン、工芸品、シアトルの日本料理店の食事券などさまざま。

予想の2倍近い150名が参加、総額5,000ドル集まったそうだ。
わずか10日余りで、これほど大規模な企画をされ、本当にお疲れさまです。

 食事、ワインの試飲、オークション、楽器の演奏など

 日本料理店「馳走Chiso」から。左のコロッケ、すぐ売り切れ


26日(土)、27日(日)の二日間、インターナショナル・ディストリクトの工房では、日本関係の芸術家が絵画・書道・墨絵・陶器・彫刻などを無償で提供した作品の展示販売会があった。その名も「Artists For Japan」。
寄付金は全額日本に。また、工房の持ち主が10,000ドルまでマッチング寄付をするとのこと。

知り合いの写真家の作品も数点発見。一つ350ドルで売り出されていた。

ここでも作品のオークションも行われており、来客も多かった。

 27日(日)に寄ったが、26日は店に入るのに行列ができていたとのこと


26日(土)午後8時半から1時間は、世界各地で「Earth Hour」。省エネの啓発の一環で、現地時間に合わせて消灯するもので、2007年にシドニーで始まり今年で5回目。
各都市の代表的建物ということで、シアトルではスペースニードルが対象に。

今年は、東北関東大震災の被害に対して、世界中から消灯前の1分間、黙とうすることに。
 日本では今年の夏も計画停電が必要との見通し。
日々の暮らしや経済活動に何かと影響でそうですね。


◎キャピトルヒルで最近行ったカフェなど
 「HIGH 5 PIE」

Cafe Vita

2011年3月22日火曜日

Jazz Alley、桜

シアトルで桜といえば、ワシントン大学(UW)が有名で、昨年は3月始めには咲いていたが、今年は今週末くらいの開花予想。

地震以降、気分的に風景を見る余裕もなくなっていたが、ふと気がつくとダウンタウンあたりではすでに満開の桜も多い。



21日(月)、BelltownのJazz Alleyで開かれた神戸との姉妹都市交流のジャズオーディションに行った。

神戸の震災後始まったこのイベント。5月に神戸で開催するオーディションの優勝者が9月にシアトルで歌うコンサートは昨秋で11回目を迎えた。
双方向の文化交流ということで、シアトルでは、5月の神戸のイベントでゲストとして歌う権利をかけたオーディションが3月に開かれるようになって、今回で7回目。

高校生の部と大人の部の優勝者が選ばれた。どれもすばらしく、3時間、あっという間だった。

 会場(300席)は、ほぼ満席。

 大人の部はJacquelineさん(左から2番目)、
高校生の部はKelilaさん(一番左)
二人は5月に神戸で歌う。右二人はそれぞれの部の特別賞受賞者。

 最後に2007年の大人の部で優勝したEmi Meyerさん。
歌声が心に響く~

 あまりによかったので、帰りにCDを購入してしまいました。
このCD、売上の半分、震災に寄付だそうです。
Emiさんにサインを書いてもらい、さらに写真撮影まで
気軽に応じていただき、ありがとうございました。


◎アパート近くのRestaurant Zoe(Bell Town)に行きました。
  収益の10%を東北関東大震災に寄付するそうです。

 ボロネーズスパゲティ

テリーヌ

2011年3月16日水曜日

東北関東大震災

日本国内史上最大、M9.0の地震後の信じられないような津波をTV中継で見てから6日目。現時点で死者・行方不明者が14,000名を超えるとのこと。

原子力発電所の予断を許さない状況が続く中、周辺の方々や、仕事とはいえ、危険な業務に携わっておられる関係者の方々の安全とともに、早く事態がおさまってほしいとただ祈ることしかできません。

目を覆いたくなるような一面瓦礫の山と化した沿岸部のまちを見るたびに、今何ができるかを自問しますが、現段階では、被災された方の生活再建に必要な資金を「募金」でということしか思いつきません。

先の震災でも、義捐金という形で多くの方々の善意をいただきましたので、さっそくそのお返しをさせていただきました。少しずつではありますが、今後、継続的に行っていきたいと考えています。

遠く離れたシアトルでも、祈りをささげるPray for Japanや赤十字などへの募金を呼び掛ける動きも多く、また、文化団体などからは募金集めのイベント企画といった話も聞きます。

昨日、今日と、売り上げを震災関連に寄付するというレストランを数店見つけたので、さっそく食べに行き、ついでに寄付もしてきました。

今後もいろいろな形の寄付が出てくると思いますが、できるだけこういった動きにも対応していきたいと思っています。

 東北関東大震災の状況を伝える地元紙Seattle Times

◎15日の売り上げを寄付に回すレストラン
 @  King's Hardware

◎16日夜 味噌汁分を被災地に寄付する日本料理店。
さしみや寿司、おいしかった。
一品サービスしていただき、ありがとうございます。

2011年3月11日金曜日

M8.8 日本国内観測史上最大の地震

3月11日(金)午後2時46分に三陸沖で発生した地震、シアトルはちょうど10日夜。

TV中継をみたり、メールやFacebookで日本の家族や友達に安否確認をしましたが、16年前に経験した阪神・淡路大震災の時と同様、時間の経過とともに深刻な被害状況がどんどん明らかになり、現時点ですでに死者・行方不明者が1,200名を超える状態です。

阪神・淡路大震災の時は、古い密集木造家屋の倒壊とその後の火災により被害が拡大しましたが、今回は、地震後の津波や火災により、東日本の太平洋側の各地で甚大な被害が出ています。心からお見舞申し上げます。

現在、自衛隊などによる懸命の救助作業が続けられていますが、寒い中今なお取り残されている方々が早く救助されますようお祈りいたします。被災した原子力施設も心配な状況です。
また、長野や新潟でも大きな地震が発生するとともに、各地で大きな余震が続いています。

神戸からもさっそく東北地方へ消防救助隊や水道復旧・給水部隊が、また長野地方にも消防救助隊が派遣されたと聞きます。
16年前、自衛隊車両や他都市からの消防車や給水車等を見て、安心と感謝の気持ちでいっぱいになったのを思い出しました。

昨夜からの津波の映像、とても現実のものとは思えず、今まで築きあげてきたものが、なすすべもなく流されていく様子に、ただただ呆然とし、空しさを感じ、言葉もございません。

2011年3月4日金曜日

桜餅、最近食べた日本の味

和菓子職人「tokara」さんのところで、3月3日、一日限定販売の桜餅を購入。
香ばしいにおいといい、上品な味といい、こういう繊細な和菓子を作るお店がシアトルにあって、ホントよかった。

あらかじめ連絡して、夕方取りに行く。門をくぐり、庭を通って、中に入るとまさに京都の町家の雰囲気。今日は雛祭りということで雛人形も。

せっかく取りに来てもらったのだからとお茶までごちそうしていただきました。
基本、注文販売だが、毎月10日は季節のお菓子をここで販売しており、また来ようと思う。

  一箱3つ入り11ドル



室内は京都の町家の雰囲気

日暮れ前のGreen Lake

◎最近食べた日本食など
寿司@つくしんぼ
やっぱり寿司はいい。

ハンバーグ定食@Fort St George
ここのカレーライスもおいしい。

甘口のカレーパン@Fuji Bakery
懐かしい味のカレーパン
辛口の方は売り切れだったけど、次回食べ比べてみよう。

抹茶のティラミス@Hiroki
おいしい~



2011年3月2日水曜日

Nisqually Earthquakeから10年

2月22日、ニュージーランド Christchurchで発生したマグニチュード6.3の地震では、多くの方が犠牲になり、未だ日本人を含む多数の方が行方不明と聞く。改めて地震の恐ろしさを再認識した。被災された方のご苦労、ご心痛を察するとともに、一日も早くもとの生活に戻れることを願う。

シアトルも2月28日マグニチュード6.8のNisqually地震から丸10年を迎えた。

この地震で被災したウォーターフロント沿いのAlaskan Viadictのトンネル化や防潮堤の取り替え工事が具体化する現在、トンネル工事の巨額の費用負担をめぐりシアトル市が反対。しかし、この高架橋、現在応急修理のみであり、市民の安全確保という観点から、一日も早い解決を望むところである。

このNisqually地震で特にPioneer Squareで建物の被害が出たと聞く。

Pioneer Square、シアトル発祥の地で、1889年の大火災(Great Seattle Fire)後、耐火性のレンガづくりの建物が多く建てられた。しかし、レンガづくりはあくまで「耐火」が目的で、「耐震」ではないので10年前の地震では被害を受けた。

今回、19世紀後半の大火災後に迎えたGold Rushの時代、カナダ西岸に向う船の玄関口だった頃のシアトルを展示したKlondike Gold Rush National Historical Parkに行く機会があった。
レンガづくりの建物は、2001年地震後、取り壊しを免れ、改装後2006年に展示館としてよみがえったもので、むしろ建物の方に興味がいった。


 1890年代のGold Rush時代にCadillac Hotelとして開業。
 (2nd Ave S&S Jackson St)
1970年、シアトル市内のホテル火災後、
スプリンクラー設置が義務付けられたため、廃業。
2001年の地震で外壁が崩れるなど被災。その後改修され、
装い新たに2006年Gold Rushの展示館に。

 一攫千金を夢見て。
別の展示物では
100,000人のうち300人しか50,000ドル
(今の金額で330,000ドル)以上、
稼げなかったとのこと。厳しい~

 2001年地震での被災状況のパネル

建物改修の際、補強され筋交い(Diagonal Brace)も入っている。


それにしてもシアトルの天気は変わりやすい。
 こんなふうにきれいに青空が見えると思ったら

 展示を見終わって建物を出たところ、雹(hail)が降ってきた。
少し見にくいが路面の白いのが雹
雨宿りも兼ね、再度じっくり見れました。

雨上がりのOccidental Park

2011年3月1日火曜日

Dine Around Seattle

今週はシアトルらしく曇時々雨の天気。傘は不要だが雨合羽は手放せない。

毎年、3月と11月は、シアトルエリアのいくつかのレストランがプロモーションを兼ね、lunch 15ドル、dinner 30ドルで提供する「Dine Around Seattle」が開催される。

さっそく今日偶然仕事が休みだった友達と、職場近くのレストランに食べに行くことになった。

 今回はearth&ocean(4th Ave&Seneca St)

最初、 Pork Rillette Salad、リエットサラダ

 メインのTagliatelle(タリアテーレ)細長いパスタ

 デザートのトリュフ 甘くはなかったが2つで十分。

今回、友達といろいろ話をしててそう感じなかったけど、注文してから一つ一つが出てくるのが遅かったみたい。
途中からウエイターが何度も来て、今日はプロモーション初日で、客が多く、出すのが遅れて申し訳ないので、lunch無料にするとのこと。
料理おいしかったし、最後、一応チェックをお願いしてもいいってことだったので、結局チップだけ置いて出てきた。
席も7割方埋まってる程度だったので、何か不思議な感じ。
友達も料理おいしかったって満足してた。どうもごちそうさまでした。

今月、できるだけ機会を見つけて、いろいろなレストランに行こうと思う。。

昨年11月の別のレストランの時もそうだったが、けっこうボリュームあるのか、夜になってもお腹がへらず、夕方アパート近くのcafeでコーヒーを飲みながら食べたドーナツ1つでその日は十分だった。

 BelltownのBedlam Cafe(2nd Ave&Bell St).

MIGHTY-Oのドーナツ。4時以降は1ドルに割引。